【2024年版】大地を守る会オーガニックフェスタ2024|充実の体験ができる異空間

2024年2月24日(土)、東京交通会館にて開催された「大地を守る会オーガニックフェスタ2024」に行ってきました。

本記事では、大地を守る会オーガニックフェスタ2024の見どころや体験談を、写真と共に詳しくレポートします。

大地を守る会オーガニックフェスタっていうのがやっているみたいだけど、行ったことがないし、どんな様子かわからないから、不安だな……。

大地を守る会オーガニックフェスタに興味はあるけど、私のような者が行ったら場違いにならないか?

このような不安や疑問をお持ちの方のお悩みを解決する記事となっています。なお、この記事の著者は、大地を守る会オーガニックフェスタの運営側とは一切関係がない中立の立場で記事を執筆しています。

1. はじめに

大地を守る会オーガニックフェスタは、有機農産物やオーガニック製品の販売、生産者との交流、ワークショップなどを楽しめるイベントです。コロナ禍の影響か、4年ぶりの開催だったようで、会場には約50の出展者が参加し、全国各地の有機農産物や加工品が販売されました。

大地を守る会オーガニックフェスタ2024の公式ページはこちら↓

大地を守る会オーガニックフェスタ2024
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2. 会場の様子

大地を守る会オーガニックフェスタの会場は、東京交通会館12階の大ホールでした。会場内には、野菜、果物、米、肉、魚、乳製品、加工食品など、さまざまなオーガニック製品が並ぶブースが並んでいました。食品の試食や試飲もでき、生産者によるトークショーやワークショップなども開催されました。

3. 大地を守る会オーガニックフェスタの注目トピック

今年のフェスタでは、以下の3つのトピックが特に注目を集めていました。

  • 生産者によるトークショー
  • 手作りワークショップ
  • 驚きの低価格での有機食品購入

生産者によるトークショー

有機農産物の栽培方法やこだわり、食の安全についてなど、大地を守る会オーガニックフェスタでは、生産者の方々が自身の経験を交えて語るトークショーが開催されました。参加者は、普段聞くことのできない貴重な話を聞き、有機農産物への理解を深めることができました。

手作りワークショップ

大地を守る会オーガニックフェスタでは、食への興味関心を高めることができるよう、鰹節削り教室や醤油搾り体験などの手作りワークショップが開催されました。参加者は、普段触れられない貴重な体験に心を躍らせていました。

驚きの低価格での有機食品購入

大地を守る会オーガニックフェスタに出展されていた店舗の多くが、破壊の値段で商品を売っていたのが驚きでした。出展者のみなさんは口々に「お祭り価格」と言っておられましたが、こんな破格で有機食品が購入できる機会はなかなかないと思います。

4. こんな人におすすめしたい展示会

大地を守る会、オイシックスのユーザー

大地を守る会やオイシックスで販売されている商品を実際に手に取って見ることができるので、購入を検討している方におすすめです。

有機食品を安く購入したい方

生産者から直接購入できるブースもあり、スーパーなどで購入するよりも安く購入できる場合があります。

商品の試食がしたい方

多くのブースで商品の試食を実施しているので、気になる商品を試してから購入することができます。

5. 来場前のイメージとのギャップ

大地を守る会オーガニックフェスタへの来場前に勝手に思い描いていたイメージと、実際に足を運んでみて感じたことには、いくつかギャップがありました。以下では、その先入観と現実との違いをお話しします。これから初めて来場しようという方は、参考にしてみてください。

「展示会」というより「体験会」

著者は、実際に来場するまで、この大地を守る会オーガニックフェスタは、展示された商品を見て、説明を受けたり、仕入の交渉をおこなったりする「展示会」のようなものだとイメージしていました。例えば、このイベントの数日前に開催されたオーガニック&ナチュラルEXPOは、そのような仕入交渉のイベントでした。

しかし、実際には、この大地を守る会オーガニックフェスタは、一般のユーザーが生産者と交流したり、試食・試飲したり、実際に商品を購入して帰るなど、さまざまな体験を楽しんで帰る、お祭りイベントでした。

「ネットを通して購入できる有機食品をリアル店舗で試せる機会」というのが、このイベントの様子をあらわす最もふさわしい言葉かもしれません。

「東京交通会館」というより「交易会館」

大地を守る会オーガニックフェスタの会場となっている東京交通会館が、どのような場所か、来場するまで私は知りませんでした。そのため、「交通」という名前から、何か、鉄道模型が置いてあって、電車の仕組みを学んだり、遊んだり、「横断歩道を渡る時は左右を確認して……、」などと、交通安全にまつわる施設かと思っていました。

実際には、そのような目的で作られた施設ではありません。しかし、単なる雑居ビルというわけでもないようで、通りに面したビルの外周では、地域特産物の販売イベントがおこなわれていたり、全国各地の特産物と、東京都心の都会人とをつなぐ、交易拠点となっているような印象を受けました。

JR有楽町駅の真前にあって立地もよく、行き交う人の往来も多く、道ゆく人がテレビ番組の取材を受けているような、都心のど真ん中で、地方から集められた逸品の魅力を発信する場所なのだと感じました。そういった場所を会場に選んでいることにも、大いに意味がありそうです。

ビジネスパーソンより一般消費者が多い

大地を守る会オーガニックフェスタには、スーツ姿のビジネスパーソンよりも、ご年配の主婦の姿が特に多く見られたように思います。

著者は、冒頭にも述べました通り、ビジネス交流会のようなものをイメージして、大地を守る会オーガニックフェスタに来場しました。しかし、実際には、一般の人が楽しむためのイベントでした。そのため、スーツ姿の人はほとんど見かけられず、多くの方が私服でご来場されていました。

風の噂で、運営の方々の中で、スーツで来ないように調整をしていたという話も耳にしました。一般の方々に、抵抗感なく楽しんでもらうための配慮だろうと思います。

6. 大地を守る会オーガニックフェスタ2024に行ってわかったこと

大地を守る会は別に怪しくない

正直なところ、著者は、主催者の「大地を守る会」というのは、「有機食品を盾にした怪しいカルト集団なのではないか?」と、ずっと疑っていました。様々な書物や文献などで名前をお見かけするものの、思想が強すぎて、むしろ宗教に近いとすら感じていました。

また、オイシックスというサービスも、食品の宅配業務なので、その契約をとる過程で、カルト教団やねずみ講まがい商法のような、怪しい営業方法がおこなわれているのではないかと疑っていました。この大地を守る会オーガニックフェスタも、行ったら最後、洗脳部屋に連れていかれて、契約書にハンコを押すまで帰してもらえないのではないかと疑いながらも、覚悟して臨みました。

実際には、そんなことは全くありませんでした。思想や契約を強要されるようなことはなく、普通のイベントが元気におこなわれていました。

おなか空かしててよかった!

著者は、日頃から、オーガニックな食べ物以外、なるべく食べないように生きています。外食もなるべく控えめにした上で、外食する時には、原材料がなるべく安全なものを使っている飲食店を選んでいます。

そうした中で、大地を守る会オーガニックフェスタの会場の中では、さまざまな有機食品や、カラダに不必要な混じり物のない健康的な食べ物を試食することができ、思う存分試食させていただきました。

特に、著者は、「使い切ることができない、日保ちしない」などの理由で、お野菜はそんなに食べていません。日頃なかなか食べられない有機のお野菜を食べることができ、充実した1日となりました。

オーガニックの重要性は、食だけでなく衣料や美容の分野にも拡大

大地を守る会オーガニックフェスタでは、オーガニックコットンを使った衣料や、オーガニックコスメなど、食以外のオーガニック製品も販売されていました。「有機JAS認証」というのは、現在のところ、口に直接含む食品といったものに限定された認証制度となっていますが、オーガニックが求められているのは、なにも口に含むものだけに限られません。

肌に付着したものが身体に悪影響をおよぼすこともあります。出展者の方々のお話を聞いて、今後さらにオーガニックであることが求められるシーンや商品、そして、オーガニックであることを保証する規格や認証の範囲も拡大していくと感じました。より具体的には、化粧品や、衣料、寝具の分野で、その兆しが見られました。

第三者認証ではなく、二者間での合意による有機食品・無農薬食品の取扱もある

有機JAS認証など、第三者による認証は、生産者の手から、専門的知見を有さない販売者の手に渡る際に、特に必要になるものです。しかし、販売者が専門的知見を有していて、消費者からの信頼を十分に得られていて、生産者の安全性や信頼性を十分に担保できるのであれば、第三者認証は必要ありません。

もう少しわかりやすく言うと、食べ物を売る人が、「これは有機JASの認証はとってないけど、それと同等のものだから、安心して食べていいよ」と言い、その言葉に責任を持てて、お客さんがそれを信頼できるならば、他の人に、それが有機かどうかを認めてもらう必要はないわけです。そのような、身内の信頼関係で成り立っている有機食品が、大地を守る会オーガニックフェスタにはいくつか見られました。

有機JAS認証のような認証を受けるには、お金も手間もかかり、その分、価格が高くなって消費者の負担になることを考えれば、こういう方がいいと、著者は感じました。

7. 大地を守る会オーガニックフェスタ2024 出展者の個別記事へのリンク

出展者のうち何名かには、個別に取材をしてきました。そちらの記事が仕上がりましたら、随時、こちらにリンクを貼っていきます。

8. まとめ

大地を守る会オーガニックフェスタは、有機農産物やオーガニック製品に興味のある方におすすめのイベントです。上記のように、人によっては、さまざまな先入観を持ってしまいがちですが、行ってみてわかることも多々あります。あまり難しく考えず、来場することをおすすめします。

9. 参考資料(出展者一覧)

※公式パンフレット掲載順。敬称略。

ソーシャル

  • 大地の芸術祭プロジェクト
  • ふくしまオーガニックコットンプロジェクト
  • 大地を守る・くらしからエネルギーを考える会
  • WeSupport Family
  • 大地を守る会

青果

  • マゴメ
  • おきたま興農舍
  • さんぶ野菜ネットワーク
  • 一宮大地
  • 福島わかば会
  • 無茶々園
  • ふしちゃんファーム
  • 稲田稲作研究会
  • ベジタブルワークス

生活文化

  • ヤマチク
  • 太陽油脂
  • AMRITARA
  • 下村企販
  • 生活アートクラブ
  • ライブコットン
  • 華密恋(カミツレン)
  • ハート
  • アントレックス

加工品

  • 坂利製麺所
  • ゆあさ農園
  • 丹沢農場
  • プロスペリティ
  • ヤマキ
  • 日本農産
  • 庄分酢
  • やさか共同農場
  • ナカシン冷食
  • ヨコミゾ
  • グリンリーフ/野菜くらぶ
  • 秋川牧園
  • ナチュランド本舗
  • オルター・トレード・ジャパン
  • 井口食品
  • 日仏貿易
  • 日東醸造
  • 日本食品工業/大味研
  • フルーツバスケット
  • おとうふ工房いしかわ
  • ふくれん

水産

  • タイム缶詰
  • 成清海苔店
  • カネサ鰹節商店
  • 遠忠食品
  • 松野下蒲鉾
  • 大関食品
この記事を書いた人
日本正月協会 代表 今成優太

日本全国47都道府県をめぐり、各地のお正月の郷土文化を研究・情報発信する、日本正月協会の代表者。2024年1月、TBSテレビ初出演。
農耕儀礼であるお正月行事の活性化の一環として、有機農業を盛り上げるため、優しいサイトの運営を開始。目標は「有機玄米もちを手軽に食べられる社会の実現」。
調理師、和食文化継承リーダーなど、食に関する国家資格を持つ。

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